11 July 2012

産休

うちの会社の産休は3ヶ月。有給。
8ヶ月ぐらいから休みに入りたかったが、そうすると復職が産後すぐ、という状態になってしまう。しかも、9ヶ月に入ってすぐでいいかと上司にお伺いを立てると、「そんなに早く?」と驚かれてしまった。インド人女性はギリギリまで働くの?

この時期、我々の部署は信じられないくらい忙しかったので、少しでも働かせたかったのかもしれないが。

結局、35週、9ヶ月も終わり、臨月まであと数日というところで休みに入った。

6 June 2012

マタニティーウェア三カ国比較(KZM比)

(マタニティーウェアという言葉がなかなか出てこなかった・・・)


参加国:
米国(MP姉より)
日本(うちの家族より)
印度(自分で購入)

【米】お腹の膨らみを隠すことなくデザインされたものが多い。着心地よし。デザインよし。
【日】お腹の膨らみをうまくカバーするようなデザインが多い。着心地よし。デザインよし。
【印】ただサイズを大きくしただけ。お腹部分がすぐきつくなった。


日米の救援物資が豊富だったため、インドではほとんど買わなかったので、あまり比較はできないのですが・・・。

あとで見てみたら、それなりにちゃんとしたものもありました、インドにも。でもデザインはわたし好みではなく。やはり日本で売られているものがいちばんかな。





8 May 2012

無痛分娩

妊娠後期になって、無痛分娩についての説明があった。

わたしの担当医は自然分娩推進派だったので、なぜ無痛の話をするのだろう?と思ったら、無痛分娩というのは自然分娩の枠なのね!知らなかった。麻酔を使う=自然じゃない、という単純な発想の持ち主のわたし・・・。

無痛分娩を希望する場合、麻酔医と会って詳細を聞いたほうがいいと担当医は言ったが、わたしには初めからその気はなかった。

本当の自然分娩であるべき!という考えではなく、ただただ、麻酔が怖かった。硬膜外に麻酔を打ち~と聞いただけで、なんだかもう背中がぞわぞわしてしまった。苦手なんです、こういうの。

あと、血もだめ。包丁で指を切って血が出ただけでも、頭から血の気が引いて目の前が暗くなるぐらいなので、帝王切開での出産にも恐怖を感じていた。部分麻酔だろうから、意識がある状態でお腹を切られて・・・と考えただけで、全身の力が抜けた。


話は戻って、無痛分娩。
先生に、無痛分娩にする妊婦さんの割合を聞いてみたところ、約半数とのお答え。そして先生、意味深な笑みを浮かべ、「特に2回目の出産の人ね、希望するのは」と付け足した。



この発言、後でイヤと言うほど思い出すことに・・・。



7 May 2012

両親学級

結局、一度も行かず。


妊娠中の食事管理、効果的なエクササイズ、妊婦さんの心と体の変化を夫に知ってもらう、陣痛から分娩の流れの説明等々、内容は(おそらく)日本にも引けをとらないもののようであったが、実はこれ、病院が提携している民間会社のもの。

MP母子共に懐疑的(笑)。わたしも始めは行く気満々だったが、仕事仕事の毎日で、休日はとにかく休みたい、ごろごろしたいとしか思えなくなり行く気が失せた・・・。しかも、担当医が毎回検診の度に「行ってきた?」と聞いてきて、「提携」「お金」なんてことが頭をよぎって余計に行く気をなくしてしまった。

この病院では、新生児のお世話の仕方の講座は無料で行っていたが、無料だからか担当医からのおすすめはなく、ただ待合室に小さいポスターが貼ってあるだけであった。

4 May 2012

臍帯血

もう随分昔から、社会人になりたての頃からだと思うが、もし仮に自分が出産するようなことがあれば、臍帯血を寄付したいと思ってきた。

こちらから切り出そうと思っていたら、担当医から「臍帯血って知ってる?」と聞かれ、パンフレットを渡された。

インドでもできるんだと思ってパンフレットを見ると、それは臍帯血バンク、自分の子供が白血病などの病気になった時に使用できるよう、保存・保管しておく民間会社のものであった。

罹るかわからない病気のために毎年お金を払って保管するぐらいなら、今どこかで困っている子供に寄付したほうが有意義だとわたしは思ったのだが、残念ながらマラー病院では取り扱っていないということだった。

わざわざ臍帯血を採取して寄付するだけなんて、病院からしたら何の利益にもならないもんね・・・。

性別


ご存知の方も多いと思うが、インドでは出生前の性別診断は違法。女の子は結婚の際に持参金等でお金がかかるなどの理由であまり好まれず、堕胎してしまう人がいるためである。

わたしたちは健康であればそれでいいという考えで、しかも夫婦共に、生まれてくる子は女の子だと確信していた。なぜと言われても答えられないのだが、99%そう思っていた。

8ヶ月も終わりの頃、担当医に性別を教えて欲しいと頼んだ。わたしは外国人なのでインドの男の子偏重主義の考えはない夫もインド人だが男女のこだわりはないと話し、さらに夫は、性別が分かればちゃんと買い物ができるしとまで言ったのだが、担当医は「シンガポールあたりに飛んで調べてくるしかないわね」と笑い、それでも食い下がる夫に「行過ぎです、法律違反はできません」とぴしゃり。

9ヶ月に入ってエコーがあったが、前にも書いたが、性別がわからないような角度しか見せてくれないので、何が何だか・・・というものであった。画像をもらったが、その日以来一度も見ていない。エコーのときにちらっと男の子の印が見えちゃった、という話を何度か聞いたが、わたしのエコー担当技師に限っては、そういうスキは全くなかった。

このエコーの時、同席していた夫が、「洋服はピンクですか、青ですか」と聞いたのだが、技師は「さぁ~」と微笑むばかり。「黄色を買えってことですか」とわたしが言っても微笑むだけであった。

夫はまた、「ちゃんとした、無駄のない買い物がしたいんですよ」と訴えた(どんだけ大事なんだ、買い物)


わたしが「9ヶ月なんですから、もう何もできませんし」と言った時。

それまで微笑んでいた技師の表情がすっと無表情になり、
画面から視線をこちらに向け一言、


「(堕胎)する人はします」



室内、一瞬静寂に包まれました・・・。








妊娠後期~まとめて~


胎動が激しくなり、夜さらに眠れなくなったのは10月頃。
とにかくものすごい胎動。手だか足だかかにょき~と出ているのが見える様は、ちょっとしたホラー。

また時々気持ち悪くなることがあり、調べてみたらどうやら妊娠後期のつわり。つわりって初期だけではないのね・・・。
通勤途中にまたもや貧血症状。これは完全に寝不足のせい。
会社のマイクロバスで通勤していたのだが、座席の間隔が狭かったり、ごくたまに後部座席しか空いていないことがあったため、上司に相談して別の車での送迎をお願いしたところ、その日の帰りから軽自動車で、わたし一人、もしくはもう一人との相乗りで通勤できることになった。この会社のこういう迅速な対応は本当に有り難かった。

貧血気味なので鉄剤を処方されるも、これが全く体に合わない!
胃がムカムカしたと思ったら次は気持ち悪くなる(鉄剤で吐く人って結構いるらしいですね)。別の会社の鉄剤を処方してもらい、さらに義母から、食後ではなく食事中に(乳製品以外の)食べ物といっしょに服用するといいと聞き、実行。なんとか我慢できるレベルにはなった。鉄分の多い食材を積極的に摂取。

妊娠5ヶ月の頃、急にお腹が目立ってきたのだか、8ヶ月目でまた急に大きくなったと実感。でもインド人からすると大して大きくないらしく、「え、妊娠してるの」と聞かれたことも少なからずあった。つまり、「単なるおデブ」だと思われていたわけだ。
あと、日本のマタニティー服はお腹が目立たないように作られているので、わかりにくかったのかも。

わたしの血液型がRH-なので、血液型不適合予防の注射を打つ。担当医から処方箋をもらって薬局に買いに行ったところ、在庫がないという。来週また来いと言われたので担当医に話すと、今週中に打たないと意味がない患者さんなんだ、なぜ在庫が一つもないんだ!と薬局の人を叱り飛ばす。これが効果テキメン。インドでは医者はとにかく権力があるので、みな震え上がって、わたしを急にVIP待遇。スタッフが走ってどこかへ取りに行った。
体重の増え方は1ヶ月で1キロをキープ。優秀だと担当医に言われたが、実は運動不足。どうしても仕事前や後に散歩に行く気になれなかったのである。

33週目にエコーをするも、性別が分からないようにしているためなのか、何が何だかさっぱりわからない画像であった。