4 May 2011

初検診

チェンナイへ越してきて1週間後、病院へ行くことにした。
正常に妊娠しているのか、胎児はちゃんと生きているのか、
なんせ初めての経験なので不安だらけ。

つわりのせいでネット検索ができないし、新しい土地で情報も少ない。
とにかくインドで有名な大きい病院へ行こうと決めた。それはアポロ病院(Apollo Hospitals)
インド全土に広がる大総合病院。海外からの医療ツアーも受け入れている。

まず、電話で予約。これが大仕事。

電話が常に話し中 → 通じたと思ったらたらい回し → 勝手に電話が切れる

これを何度も繰り返し(怒)、やっと繋がる。

どのお医者さんでもいいので、明日か明後日診てくれる方を希望。
明後日の午後4時に来てくれとのこと。


行ってみてびっくり。
人、人、人。外にも中にも人、人、人。


7年近いインド生活で、実はインドの病院にお世話になったことがない健康優良児のわたし
(歯科医院には2度ほど行った)。唯一、仕事で1日だけデリーに近いグルガオンの
アポロ病院へ出向いたことがあったが、あの時は病院内で一番高い特別室しか見ていなかった。あそこは静かで整然としていたけどなぁ・・・。

チェンナイのアポロ病院はセキュリティーが厳しく、建物に入る前に写真付身分証明書の
提示を求められた(2回目からは患者用の身分証明書を見せる)。

初診なのでまずは登録作業をするのだが、建物が大きい上に2棟もあり間違ったほうへ
行ってしまった。するとすぐに職員がきて、隣の建物に誘導してくれた。

必要事項を書いて、提出。登録料200ルピー(約400円)。

産婦人科の階へ行くと、待合室には人がいっぱい。
でも、これはなぜだかわかる。

みな、家族と来ているから。

インド人は、それが歯科であろうと健康診断であろうと、病院には家族が必ず付き添う。
付添い人が配偶者だったり、義理の両親だったり、はたまた両親+兄弟だったり。

一人で来ている人間なんて、わたししかいない。

産婦人科の受付であらためて診察料の支払い、400ルピー(約800円)。
インドの病院では、まず支払いをしてから診察するのが主流。

40分ほど待ってやっと名前を呼ばれた。
先生は女医で、穏やかそうな雰囲気。
あらかじめ記入しておいた問診表を見ながら、補足の質問を色々とされる。

そして内診。

その後、薬(葉酸、ビタミン、つわりの吐き気止め)の処方箋をもらい、尿検査や血液検査、超音波検査を受けるよう指示され検診終了。

血液検査などの支払いを別の受け付けカウンターで行う。
ここもまた人でいっぱい、しかも全員男性。例えば妊婦さんは自ら動くことはなく、
旦那さんが支払いに並んで検査の部屋を聞いて、妻を連れて行くというわけ。

血液検査はエイズ/HIV検査等5項目にわたり、尿検査は2項目。
しめて4,590ルピー(約9000円)。高くてびっくり。

超音波検査はまた別の受付へ行かされ支払い。760ルピー(約1500円)。

血液検査と尿検査は今日できると言われたのだが、人が多くて待たされそうなのと、
すでに外が暗くなっていたので翌日また来ることにした。

玄関近くの薬局で処方された薬を購入。値段は確か3種類で600ルピーほどだったかな。
帰宅して電話でデリーのMP母に説明したら、葉酸以外の薬は飲む必要なし!と言われた。


今日の医者の一言:
「以前、日本領事館から紹介され来た日本人の妊婦さんを診たけど、
常に小さいパソコンを見ながらの会話で大変だったのよー」
(小さいパソコン=電子辞書かな。個人情報しゃべっていいんですか、先生)




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